それぞれの“これから”が交差する場所 ― 訪問看護というフィールド

参加者(写真左から、たけうち(理学療法士)、まつした(看護師)、おくだ(看護師))

――今日は、訪問看護で働く皆さんの“今”と“これから”についてお話ししていただきます。まずは、最近の生活や仕事のことから聞かせてください。


まつした(看護師)
「私生活では、今後2人目の子どもを考えたいなと思っています。そのためにも、今はもう少し仕事をしっかり覚えたい時期ですね。
仕事の面では、看取りのケアをもっと深くやっていきたいです。前職でエンゼルケアを学んできたので、それを訪問看護でもしっかり活かしていきたいと思っています。」

――生活と仕事、どちらも“これから”を見据えているんですね。


おくだ(看護師)「私は今年、結婚したいなと思っていて。ライフイベントを考えながら働けるのは、訪問看護のいいところだなと感じています。
仕事では、ご家族との関わりに悩むことが多いです。どんな声かけをすればいいのか、どこまで踏み込んでいいのか…。利用者さんやご家族が“ほっとする”ような看護師になりたいと思う反面、難しいなぁと感じることも多くて。」

まつした(看護師)
「わかります。正解がないですもんね。」

おくだ(看護師)
「経験を積めば自然となれるのかな、と思いながら日々模索しています。」

――では、リハビリ職の視点からはいかがでしょうか。


たけうち(理学療法士)
「これまでは回復期病棟で、骨折や廃用症候群、脳血管疾患など、いろんな疾患を経験してきました。
訪問看護に来てからは、“これからは得意分野を作っていきたい”という気持ちが強くなっています。たとえば呼吸器リハですね。」

――在宅ならではの視点ですね。


たけうち(理学療法士)
「そうですね。胸郭が硬い利用者さんに出会うことが多くて、“この方の呼吸を少しでも楽にできたら”と考えるようになりました。
あと、栄養指導にも興味があります。自分自身がダイエットをしてきた経験があるので、生活習慣や食事の話をリハの視点から伝えられたら面白いなと。」

――皆さんのお話から、訪問看護の面白さが伝わってきます。


まつした(看護師)

「訪問看護って、仕事だけじゃなくて“生き方”も一緒に考える場所だと思います。」

おくだ
(看護師)「利用者さんやご家族と向き合う中で、自分自身も成長していく感じがありますよね。」

たけうち(理学療法士)

「病院では役割が決まっていましたが、在宅では“自分は何ができるか”を考え続けられる。それがやりがいです。」

訪問看護は、「専門性」と「人生」が並走する仕事

看取りに向き合いたい看護師、
家族との関わりに悩みながら成長したい看護師、
自分の得意分野を在宅で深めたい療法士。

それぞれの「これから」が交差する場所が、訪問看護です。
利用者さんの生活に寄り添いながら、自分自身の人生とも向き合える。
そんな奥深さと面白さが、訪問看護にはあります。

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